負荷≠ダメージ

今年の猛暑は災害レベルということで
前回、西川さんの記事をご紹介させていただきましたので
その関連で今日は書きます。

今年、1番気をつけていることは
「熱中症にさせない(ならない)」
という非常にアタリマエのことです。

でも練習内容として上達できるようにしなければいけない…

ということで、身体に【ダメージ】を与えないように
でも競技としては向上できるように
【負荷】をかけることを
気をつけています。

僕も明確に説明できるわけではないので
ニュアンスでの説明になってしまうんですが…

自分自身、身体の状態で
この2つの違いを体感しています。

ダメージを受けている状態のときは
身体に痛みがあります。

対して負荷をかけられたときは
身体に痛みはなく、純粋な疲労感があります。

僕の持論ですが
個々が持っているキャパを超えないようにすることが
大事だと考えています。

このキャパを超えてしまうと
身体にダメージを与えることになってしまい、
怪我の原因です。

根性論では
こういう「限界を超えた経験」が大事なのかもしれませんが…

キャパの範囲内で最大限頑張ることが
良い負荷がかかっている状態です。

「それじゃあメンタルが鍛えられない!」
というご意見をいただきそうですが、
負荷の基準を工夫すればいいんです。

違いの具体例を挙げましょう。

3分間の振り回しの練習で
2分で足が止まってしまう(パフォーマンスの限界)選手がいたとします。

こういう場合に
4分間に練習時間を伸ばして行うのが
ダメージを与えてしまう練習

負荷を与えようと思ったら
2.5分間、しっかり足が動くように
選手と指導者の間で確認してから取り組むのが理想ではないでしょうか?

自分の現状を認識した上で
今よりも少しでも高みを目指す。

自分で分かっている限界を
自分の意思で乗り越える。

こうした取り組むことが出来たほうが
競技力の向上だけでなく、人間的にも
理想ではないでしょうか?

今年のように災害レベルの酷暑だからこそ
ダメージと負荷の境目を把握した上で
ご自身のテニスの向上にお努め下さい。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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