先日更新した、【リメイク】意識と認識の違いの補足です。
結局僕のレッスンでは
頭脳で身体を操作するのではなく、
“出来るだけ”身体任せを目指しているのです。
出来るだけ、と付け加えた訳は
私達は考える動物だからです。
「人間とは考える葦である」
なんて格言もありますが
頭脳ありきの動物である、という部分も否定できません。
なので、矛盾した言い方ですが
いくら意識しないといっても、
多かれ少なかれ意識しています。
要は「自然体で動けるように頭脳の要素を減らしましょうね」
という話です。
言い換えれば
「出来るだけ、動きやすい頭の使い方は…??」
ということでひたすら脳について勉強…
勉強すればするほど複雑で、
自分でも混乱してしまいますが、
今回は単純に右脳と左脳で分けて考えてみましょう。
右脳
→感覚的に物事を考える
→視覚に基づく記憶に強い
左脳
→論理的に物事を考える
→言葉や文字を認識する
つまり感覚は右脳、思考は左脳と
役割が分担されています。
よく、スポーツ選手にとって右脳は大事だと言われますが、
瞬間的な判断力や、反応が求められるからでしょう。
そして、今日の本題の「イメージの話」へ…
これもまたスポーツ界では常識の指導方法ですね。
「自分がなりたい姿を想像しろ!」
みたいなお決まりのものがありますが、
これって僕の中では有効ではありません。
厳密に言うと、
私生活の中で、気持ちをもり立てるためには
アリです。
ですが練習中にはオススメしません。
なぜなら、イメージには
・考えるパターン
・思い出すパターン
大きく分けて、この2つがあります。
なりたい姿を「想像する」
→これって考えるパターンなんです。
ということは意識が働きすぎてしまって
うまく動きとマッチングしません。
右脳の役割として当てはまりやすいのは
思い出すパターンです。
なので、イメージを上手く使おうと思ったら
「頭の中で映像を思い出す」
コレです。
・上手く出来たときのイメージ
・YOUTUBEでみたプロの打ち方
など、
大事なことは出来るだけ
“映像として”
“流れとして”
思い出すことです。
右脳の性質上として
“大雑把にしか出来ない”
という特性があります。
とくに球出しなど反復練習のときには
「意識」して考えて動くよりも
「思い出す」ことがオススメです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。